【セット本せどり】ワンピースのトレンドせどりで稼ぐコツ、気をつける点など

どうも、こんにちは。いとらーです。

最近は毎週このワンピースというコミックの102巻セットについて書いています。

ここまで連投するのは、自分が数年前にセット本にのめり込むきっかけになったコミックであるのもありますが、やはり普通に稼げるので嬉しいってのがあります。

そして、今週価格がプレ値(プレミアムの値段)になり、そろそろ天井が見えてきたかなと思うのでこのワンピースの全巻セットを題材にトレンドせどりの稼ぎ方についてまとめてみようと思います。

トレンドの察知の仕方については長くなるのでまた別の機会に書くとして今回はトレンドが発生した時の行動の仕方や稼ぐコツについて書いてみようと思います。

目次

まずは価格の推移を概観してみます

ワンピース102巻セットのkeepaのグラフ(3ヶ月スパン)です。

keepaをお持ちの方はそちらで見た方がわかりやすいと思います。

ASINは、

B09XGP535K

です。

ワンピースの102巻全巻セットのkeepaのグラフ(1ヶ月スパン)です。

ワンピースのトレンドの端緒となったのは、6/8のニュースです。

そこでは、「後2話が終わると最終章に突入すること」と「最終章が始まる前1ヶ月休載すること」が発表されました。

この6/8の最低価格は15000円前後です。ここから6/16あたりはまでは16000円でそれほど価格に変動はありません。

しかし出品数は30前後から20前後に減っています。

トレンドというのは大抵初めの方は安い値段の一群が売れるので値段に変動はあまりありません。しかし、出品数はどんどん減っているという現象が多いです。特にこのワンピースのように30も出品があるものは値段が上昇するまでタイムラグがあります。もっと出品数の少ないものならもっと早く価格の減少が始まります。

出品数が減っていく様子を見て今後価格が上がることが予想できるので、アンテナの強いせどらーは値段が変わらなくても仕入れをスタートさせます。すると、出品が増えていきます。

トレンドをいち早く掴むにはこの出品者数の減り方を見るのが大事です。

今回はトレンドが強いので出品が増えては減っての繰り返しです。

7月に入ると価格が17000円、18000円と上がっていき、価格の上昇となって顕著にトレンドが現れ始めます。

こうなると沢山のせどらーが動き始めます。2万円が見えてきていますので古市などを含めてベースを安く仕入れれば利益が出ると計算できるからです。

しかし、この段階だと少し初動としては遅い感は否めません。

トレンドで勝負する時は「初めの出品者が減少に転じているが価格は変わらないとき」に如何に仕入を仕込むかにかかっているからです。この段階なら古市やブックオフもトレンドへの対応に遅れているので安い価格で買うことができます(高価買取に行かない段階)。

価格の推移に話を戻します。

7月23日あたりになると2万円台を突破。完全に仕入対象になります。

その2日後の7月25日には2万5000円になります。

この日はジャンプで連載が再開された日です。

集英社のジャンプとしては異例のジャンプの表紙が小学館のサンデーとのコラボ表紙になったこともニュースになりました。

またツイッターを見ていると「そろそろ全巻揃えて内容を復習しておこうかな」という声が多かったです。

ワンピースでは多くの伏線が張られているのですがそれらをその最終章で回収していくという話もありました。

こうした状況下でワンピースが終わるということが広く知られるようになってトレンドの力は強まっていきます。

そして、8月7,8日あたりには3万円を突破します。これは8/6にワンピースの映画が公開されたことを受けて拍車がかかったからです。

集英社のトレンドの扱い方は昔から非常に秀逸で映画の公開の前段階で最終章突入などのセンセーショナルなニュースを仕込むのです。この最終章と映画というダブルパンチで全巻セットも一気に3万円を突破。

これを書いている8/15日は3万5000円。コンディション「良い」は4万円が見えてきています。

この4万円が見えてきているというのでセット本せどりをしている人たちはお祭りフィーバー状態です。

僕もこの波に乗ってこの1ヶ月売ってきましたが、ブックオフには単Cではもう全然在庫がない状況で仕入れの方がアウトとなってきています。

まさかあんなにあったワンピースの在庫がこれほど枯渇するなんて思ってもみませんでした。

一般のお客さんが買う場面を見ることも多かったです。

ワンピースというコミックは、近年稀に見る長寿コミックとしてたくさんの人に愛されていた証拠なのだと思います。

さて、ここまでがこのワンピースのトレンドの概括となります。

これを踏まえてトレンドの扱い方、商品の集め方、売り方、マインド、手仕舞い、トレンドせどりの派生の話をしてみようと思います。

稼ぐコツ満載ですので是非最後までお読みいただけたらと思います。

トレンドの扱い方

トレンドの扱い方としては、まず今回いち早くアンテナを張るべきだったは6/8の「あと2話」のニュースが流れた時です。

この時は値段が動いていないので普通はトレンドとは捉えません。

しかし、トレンドに強いせどらーは、「ワンピースが終わるということは少なからず価格が上昇することが予想できるのでいつかは分からないが上がった時のために仕込みをしよう」と考えます。完結したらもちろん上がるのは確実ですしね。

ここで言う仕込みというのは、値段が上がった時に仕入れにくい巻を買っておくということです。

ワンピースというコミックはこれまでも映画化などで何度となく上がってきているのですがその度に30巻台と40巻台が仕入れにくくなります。後は、最新刊あたりです。

だから、ここだけでも買って備えておこうかと判断します。

値段が上がってきても50巻台、60巻台は残っているだろうし、その時に回収すればいいかと考えます。

全て仕入れてしまってもいいのですが、置いておく場所の問題も非常に重要なので自分はこのように行動します。

こうして、家には30巻台と40巻台と80巻台と少しの90巻台だらけになります。

そして、2万円を突破した7月25日あたりから本格的に回収を開始。

8月に映画が始まって3万円に高騰する頃にはブックオフの単Cが枯渇して仕入れが無理になってきます。

しかし、ワンピースの値段は高騰を続け、かつブックオフのセールも始まったのでプロパーを混ぜても利益が出る状態になったことからプロパー買いが始まります。

そうしている内にプロパーもなくなり始め、今8/15では仕入をそろそろ手仕舞いしようか悩むようになりました。

最終巻あたりはプロパーでも仕入れができなくなってきているので止むを得ず新品で代用することになります。

他の出品者を見ていても最終巻あたりは新品であることをアピールしている出品者が多いのですが、これは実は中古品が買えない時の苦肉の策なんです。

このように価格の高騰とブックオフの棚の状況を見て仕入をするかどうかを判断していました。

トレンドで高騰しているからといって店に在庫がなければ出品することが叶いません。この辺りの仕入れの可能性というのも考えながらトレンドを扱う必要があるのです。

商品の集め方

上の段落で一緒にほとんど話してしまいましたが、商品の集め方も大事です。

初めは他の人が動いていない時にどれだけ安いコミックを買えるかが大事です。

しかし、ここの段階では値段が動いていないのでもしかすると値段が上がらないかもしれず本当に買って大丈夫なのかと不安を抱きます。ギャンブル的な要素があります。

しかし、ここは長年の感でこれは上がる確率が高いだろうから強めにアクセルを踏んでおこうという判断ができるようになります。

そして、ここでどの巻が価格上昇時に無くなりやすいのかも知っている必要があります。これもずっとやっていると何となく分かるようになります。何度かトレンドを経験する中であの辺り巻が集めにくくなるというのが分かるのです。

次の段階で、他の人も集め出す段階になったら行動力勝負となります。大阪のような都市部なら一度棚が枯れても買取で復活することもありますし、足を使って回収します。回収しまくります。我先にと行動するのです。

また価格の上昇を予想して予め仕入れにくい最終巻あたりをプロパーで買い溜めします。

そして、もっと上がると場合によっては全部プロパー(全プロと呼んでいます)で仕入れすることまで考慮に入れます。

そして、プロパーでもなくなってくると次は新品仕入れです。

新品仕入れも近所のツタヤに行ってそこの部分だけないと同業者に先にやられたなと思い、他の店やアマゾンで確保しておきます。

トレンドはとにかく人よりも早く多く行動することがとても大事なのです。

しかし、予想に反して値段が上がり切らないこともあるのでギャンブル要素もあります。もちろん損をすることもあります。このあたりは経験によってカバーできるのですが、どれだけやっていても予想が外れることもあります。ここはトレンドせどりのデメリットでしょう。

トレンド商品の売り方

トレンド商品を売り方について私なりの方法を説明します。

まず、このブログでは現在から1ヶ月ほど過去に遡って価格を見ているのでどんどん上昇しているのが分かります。

しかし、どの時期であれその時に次にもっと上がることが確実であることなど分かりません。過去を遡ってみれば分かるのですが、現在から未来の動きは分かりません。予想ができるに過ぎません。明日は上がるかもしれないし、下がるかもしれない。これはその日が終わって次の日が来てみないと分からないのです。この予想は非常に難しいです。

しかし、経験から商品がどれくらいの価格でどれだけの数が売れるかをトレンドの動きから予想します。

「出したらすぐ売れる」「ツイッターでもワンピース人気すごい」「映画も始まる」などの要素から総合してどれくらい上がるのか予想します。

その上での価格設定をします。

2万円の段階で3万円になることが予想できていれば3万円にして置いておいても良いと思います。4万円になると予想したなら4万円で置いておいても良いと思います。しかし現実では、2万円の段階なら、相場は2万5000円くらいかなと判断するのが妥当な気がします。これは人それぞれです。

また仕入れ値の問題もあります。仕入れが8000円でできたというのなら最安値の2万円でさっさと売ってしまっても良いと思います。この辺りはそれぞれの考え方次第になってきます。

しかし、トレンドはいつ勢いが衰えるか分からないので長年の経験から言うとあまり欲ばらずにさっさと売ってしまった方が良いと僕は考えています。何度も高値放置してそのまま売れずに値段が下がってしまったことがあるからです。

早くに売ってしまってもっと値段上げて待っておけばよかったと後悔することもありますが、トレンドの勢いが衰え値段が下がって売れなくなってしまった時にもっと早く売っておけば良かったというのよりかはマシです。

トレンドせどりのマインド

トレンドせどりをやる上で気をつけなければならないことが一つあります。

それは、「のめり込みすぎるな」ということです。

ほとんどマーカーを使わない私が使うくらい大事なところです。

トレンドっていつもは低かった値段が急に上がって売れるので、何もなかったところから急に大きな利益が出ます。

これを味わうとやめられなくなります。

もっとももっと欲しいと思うようになり、なりふり構わず仕入れに出かけ店舗を数多く周ります。

そして店舗ではその商品の棚しか見ず(今回ならワンピース)、なければ次の店に向かいます。

とにかく他のせどらーよりも早く手に入れたいという欲求が生まれます。

僕がそうなのでこれはよく分かるのです。

これはもう中毒です。トレンド中毒になっています。

これが末期になってくると値段が下がり始めているのにあの報酬の快感が忘れられず集めるのを辞められなくなります。

そして、全然売れないようになって、家にたくさん在庫が残って、残していてもしょうがないから赤字でも売ろうとします。

ここでようやく失敗だったことに気づきます。

時間が経ちます。

また別のトレンドが発生します。

そしてまた同じことの繰り返しです。

あの値段が上がった時の興奮を脳が覚えているんです。一種の脳内麻薬みたいなのが出ているんです。

だからトレンドになるとまた周りが見えなくなり集めることに躍起になります。

僕は昔、からくりサーカスがトレンドの時に関西と東海のブックオフに電話をして3,4日ほどかけて全て回収した記憶があります。これくらいの行動力が出てくるくらいトレンドは魅力的です。ですが、中毒になってはいけません。

常に冷静に終わりを見計らっていないといけません。熱狂してないか冷静に確認しないといけません。

どうせまた次のトレンドが来るんですから、「あと少し拾えそうだけどそろそろ辞めとこう」くらいで止めるのが一番です。

後、トレンドばかり追うと他の利益商品を見落とすことが多くなります。これは非常に勿体無いです。

一度トレンドで売れた商品の利益を計算してみてください。確かに多いですが、他の商品を無視するほどでしょうか?

その辺りのバランスは常に考えて行動したいところです。

これは自戒です。

トレンドの手仕舞い

上の段落のマインドのところでもう書いてしまいましたが、「まだあともうワンセットくらい行けそうだけど棚がなくなってきてるし集めにくそうだから辞めておこう」くらいが一番です。

中毒症状だと「もっと多く回れば回収できるはずだ」みたいな思考になってしまうのですが、回っても徒労に終わることが多いです。もちろん運よくゲットできる時もありますが。

株の格言では「頭と尻尾はくれてやれ」というのがあります。これはトレンドせどりでも同じです。とにかく欲張らないことです。高値になっているからといって無理をしてプロパー仕入れをして利益が出ないというのでは本末転倒ですからね。

こういう時は、一度深呼吸をして気持ちを整えて、いつもの仕入れに切り替えて、そのついでにワンピースないか見るくらいにしておくのが良いのではないかなと思います。

今回うまくワンピーストレンドの波に乗れなかった人へ

今回ワンピースのトレンドにうまく乗れなかった人も悲観する必要はありません。

このトレンドは序章に過ぎません。

本当にでかい波は完結する少し前くらいだと思います。

この時が本当の勝負になりますので、今回仕入れがうまくできなくても気にせず次に備えましょう。

と言うのも、今回のトレンドでどの巻がなくなりやすいのか把握できたと思います。いつもはワンピースのコミックはぎっしり棚に詰まっていてあのコミックの中のどれが仕入れにくいか分かりにくいと思います。

しかし、今回トレンドが起きてくれたことでどこらへんの巻が仕入れにくいのか分かりました。

ずっとやっているセット本せどらーはこの仕入れにくい部分(カカリ巻)を把握しているので強いのです。

もう少ししたら今のトレンドも落ち着いてきて棚にコミックが戻ってきます。

そうなったら本命のトレンドに備えて今回仕入れにくかった部分の巻をストックしておきましょう。

そうすると次の一番でかいトレンドの時に波に乗りやすくなると思います。

トレンドせどりの派生を狙え

さて、ここまではワンピーストレンドの本丸であるワンピース全巻セットについてお話をしてきました。

だから巻数を全巻集めるための話が多かったのですが、トレンドで狙うのは本丸だけではありません。

ワンピースの場合は他にも多くの狙える商品があります。

ワンピース人気にあやかって色々な商品が出ているので、それらもトレンドに乗って値段が上がることがあります。

それを幾つかご紹介します。

こちらはワンピースマガジンという雑誌です。元の値段が高いのですがトコロテンになっていることがあるのでチェックしてみると良いです。

今回仕入れたワンピースマガジンです。

こちらはワンピースの映画入場時にもらえる特典です。コミックと同じサイズでとても薄いです。大体110円で買えるものです。コミックや新書の棚にあります。千巻や他のものもあります。めちゃくちゃレアなのもありますので検索てみてください。ヒントは3。

これは派生とはちょっと違いますが1巻の初版本です。ワンピースの1巻の初版本は昔から結構レアです。なんてったて、1997年12月24日発売ですから25年前の本になりますので。良い状態ものもほど高値で売れます。

これはファンブックになります。これも大体110円で買えます。トレンドになるとこうして利益が出るようになります。

もちろん、このファンブックなどは全巻セットのおまけにつけて付加価値をつけるのもありですがこうして単体で売るのもアリだと思います。

特に今回のセットは100巻を超える大物ですので、キャパの問題や資金の問題もありますから無理せずこうした派生商品を狙うのもとても良いと思います。

この他にDVDやサントラCD,フィギュア、カレンダーなど色々な商品がワンピース関連商材として販売されていますので是非「ワンピース」というキーワードを見かけたら検索してみてください。

今回の記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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