追跡番号が必要になる範囲が拡大
どうもこんにちは。
2022年5月19日Amazonからの通達があり、せどり界隈に激震が走りました。
2022年8月23日から梱包ごとの注文金額が1000円以上の場合には発送連絡時にお問合せ伝票番号などの追跡番号の入力が必須となりました。
この注文代金1000円というのは配送料を含みます。なので、商品代金を少なくして送料を高くするといったことはできません。
また税抜1000円なので税込1100円以上の場合に入力必須となります。
このニュースにせどり界は激震が走りました。とりわけ本せどりの界隈ではこの日この話で持ちきりでした。
これまでは、2000円以上の場合に追跡番号がいるだけだったので、ダメージも少なかったと思うのですが、今回は厳しい規制となりました。
というのも、本せどりでは1000円から2000円の範囲は取り扱いの多い価格帯だからです。
本の定価もやはりこの価格帯のものが多いので中古本を扱う本せどりにおいても取り扱いが多いのです。
さらに単C仕入れという110円から220円の仕入れ値の場合この1000円以上の部分は利益も結構出る価格帯なのです。
そして、単C仕入れでは基本的には送料を安くして利益を最大化することが行われます。
具体的には特約ゆうメールなどを契約して送料を100円などに抑えて利益を出していきます。それが追跡サービスありの送料になるとクリックポストの198円などになり100円ほど経費が上がってしまうのです。
薄利多売型の単Cせどりでは扱う冊数は1日に何十冊とか扱う人もいるので、今回1冊あたり100円も利益が減るのはかなり痛いのです。
という訳で、この日はかなりざわついていました。
私はというと、もう数年前からゆうメールはやめてクリックポストを利用していましたので、何の問題もありませんでした。
そして、今はマーケットプレイス配送というとても便利なサービスをメインに使っていて、これには追跡番号がつくので特に問題はありません。
もう何年も前からAmazonは追跡番号をつけることを推奨していましたので、このようなことになるのはある程度予想できていて早めに対処したので良かったです。(実際は単品本からセット本にシフトしてFBAを多用したので自己発送自体が少なくなっていました。)
Amazonとしては全商品に追跡番号必須にしたい
今回Amazonからのお知らせには面白いことが書いてありました。
・購入者からの問い合わせで最多なのが配送状況に関することである
・2000円以上の場合に追跡アリにしたらお問合せのクレームが12%減った
・追跡なしの場合は依然として配送状況に関するクレームが多い
ということです。
これはAmazonという最大手のECが「一番多いクレームが配送状況に関すること」と言ってくれているのが面白いですよね。
もちろん、このようなクレームは減らして負荷を減らしたい訳です。
で、2000円で実験してみたら明白に12%も減った訳だから、さらに対象範囲を拡大したいというのも当然だと考えられます。
ここから考えられるのは、Amazonとしては限りなく購入者からのお問い合わせはゼロにしたいはずなので、全ての注文に追跡サービスを導入させたいと考えているはずです。
しかし、いきなり全てに必要だとすると今度はセラーからのクレームが増大することが目に見えているので段階的に制限していく形にしたのでしょう。
今後、本当に全ての商品に導入されるかは分かりません。しかし、800円とか700円と刻むこともあり得ない話ではないと思います。
なので、まだゆうメールなどの安価な配送サービスに依存しているようなせどりをしている場合には今後の変化についても考えておいて損はないと思います。
我々はAmazonというイチ私企業の軒先を借りて商売をさせていただいている訳ですからAmazonの考え方ややり方に合わせるべきですし、それが嫌ならば他のプラットフォームでやるなり自分でECサイト作るなりすればいいのです。
だって、Amazonはあなたに出品してくれと頼んでいる訳ではないですからね。自分からAmazonを選んでいる訳ですから。
ITの世界は変化が早いです。この変化に柔軟に対応していくのが継続していくコツからなと思います。
それでは!
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