
この画像のように本の反り、波打ち、ヨレ、曲がり癖、歪み、くねくねがついてしまう場合があります。
またブックオフなどの古本屋で購入したものが元々このように反れている場合もありますよね。
このような場合、逆方向に曲げたりしてもあまり直らず、強く曲げると今度は逆方向にも曲がり癖が付いたりして余計に変になって困ってしまいます。
また古本屋で反りがあるために仕入れを断念する場合もあるかと思います。
このような時この反りを直す方法を知っていたら仕入れ対象も増えて良いと思いませんか?
今回はこのような強い反りを直す方法をご紹介したいと思います。
本の反りを直す手順
①熱を加えるために電子レンジで本をチンする
本の反りを直すために本に熱を加えて紙をほぐします。
熱を加えることができれば良いので、アイロンでも良いのですが時短のために今回は電子レンジを使うことにしました。

電子レンジの中も汚れていますし、古本も汚れていますので一応ビニール袋に入れます。
電子レンジの設定にもよると思いますが加熱時間は500wで1分くらいでしょうか。本が温まってくるとホカホカになってふやけてきます。その辺りで取り出します。
取り出すときは熱いのでご注意ください。
②重石を乗せる

これが電子レンジから取り出した直後の状態です。紙がふやけています。
ここからホカホカになった本を少し伸ばして反りが残っていれば反対方向に少し曲げるなどして調節します。
しかし、このままだと平になりにくいので重しを乗せて伸ばします。

この状態だとまだ本が熱いのですが重しを乗せながら冷めるまで待ちます。
これで作業は完了です。
結果

結果、かなり元通りの平になりました。
画像では分かりにくいのですが触ってみるとやっぱりまだヨレがありますので完璧に元通りにとまでは行きません。

逆サイドから見るとまだヨレているのが分かります。
しかし、元の状態からするとかなり改善されると思います。
またあまり反りが直っていない場合はもう一度加熱して作業を繰り返してみてくださいね。
動画でも解説しています
本の反り、波打ち、ヨレ、曲がり癖、歪み、くねくねが付く原因
このような本の反り、波打ち、ヨレ、曲がり癖、歪み、くねくねが付く原因は色々あると言われています。
一つは湿気です。湿度が高いと本が水分を含んで歪むことがあります。
雨の多い季節や海側の地域などは除湿剤を置くなどして予防しましょう。
また温度変化の大きい地域でも同じように本が曲がる事例が報告されています。
この場合は家の空調を調節するなどした方がいいですがなかなか解決が難しいようです。
3つ目は、本の置き方です。丁度上の本の重しを載せたような状態で本を上に重ねておいて、途中の本がちょっとズレるとそのままの形で固定されてしまって本が曲がったりします。これはきちんと本を整頓するか重ねおきせずに立てて棚に置くなどするといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本の反りがあるために仕入れを断念する場合もあると思いますが修正する方法知っているだけで仕入れ対象が増えるかもしれません。この本はこの反りがあるために110円でしたのでお得に買うことができました。
良かったら試してみてください。また熱の加減などもあり余計に変になる可能性もありますのでその辺りは自己責任でお願いしますね。
また蔵書など大切な本は電子レンジで調理しなくてもいいように常日頃から管理を怠らないようにして大切に保管しましょう。
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