ペイメントとシミュレーターの出品手数料が異なる理由

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シミュレーターの誤差問題はFBAの手数料だけではない!

どうも、こんばんは!

昨日、シミュレーターとツールの間でFBAの手数料が若干ずれているというトピックを書きました。

すると、今日、僕の師匠であるSenshowさんからとても大事なアドバイスをいただきました。

それは、「Amazonで売れたときにセラーセントラルで表示されるペイメントの出品手数料とシミュレーターの販売手数料の間にも誤差があって異なっているよ」ということでした。

そして、その理由についても詳細に説明していただきました。

昨日の記事ではシミュレータの誤差がFBA手数料から「のみ」生じているかのような誤解を生む可能性もあるかと思いましたので、以下で師匠にご指摘いただいたポイントを説明していきたいと思います。

シミュレーターとペイメントの出品手数料の比較

シミュレータの手数料

それではまずはシミュレーターと出品手数料の違いを見てみましょう。

今回もスラムダンクを例にとります。

まずはシミュレーターから。

最近スラムダンクを5400円で売りましたので、今回は5400円で計算しています。
※昨日は5200円でした。

これを見てみると、出品手数料は、

販売手数料810円
カテゴリー成約料80円

合計 810円+80円=890円

になっています。

販売手数料は商品代金の15%かかりますので810円で間違いないです。
またカテゴリー成約料も80円で間違いないです。

FBAの手数料は、

月額保管料105円
配送代行手数料378円

です。

ペイメントでは月額保管料は後から請求されるため反映されていないためここでも、この105円を除いた数字を出すと、

商品代金5400円

から以下の3つの手数料を引きます。

販売手数料810円
カテゴリー成約料80円
配送代行手数料378円

3つの手数料合計1268円

5400円-(810円+80円+378円)=4132円

これがペイメントの請求に合わせた入金額となります。

ペイメントの手数料

それでは、次にペイメントを見てみましょう。

あれ?

実際のペイメントの入金額は4061円。

先ほど見たシミュレーターの4132円とズレていますね。

手数料は、1339円となっています。

シミュレーターの1268円より少し多いですね。

実際は71円多く引かれている!!

これは何なのでしょうか?

そこで、内訳をもっと詳しく見てみましょう。

出品手数料部分をさらに見てみましょう。

見てみてください。

何やら沢山数字が上がっています。

販売手数料は、810円ですが、その下に

消費税 65円

が上がっています。

そうなんです。

ペイメントでは実際の販売手数料に対して消費税がかかってくるんです。

810円の販売手数料に消費税の0.08をかけると64.8円。

繰り上げて65円の消費税がかかってくるんです。

では、次に、カテゴリー成約料を見てみましょう。

こちらも80円のカテゴリー成約料に対して税金の6円がきちんと引かれています。

これもカテゴリー成約料に8%の消費税がかかってきているんです。

この販売手数料の消費税分65円とカテゴリー成約料の消費税6円の合計71円が余計にかかってきて、売り上げから引かれているわけです。

ちょうどこの71円が先ほど見たシミュレーターとの誤差と一致します。

そうなんです。

実は販売手数料とカテゴリー成約料には消費税が別途かかってくるんです。

これがシミュレータとペイメントとの間の誤差の理由、原因だったんです。

これは自己配送でも同じです。

一方で、FBAの手数料は内税で、すでに税込み価格になっていますのでさらに消費税がかかるということはありません。

だから、シミュレーターでも配送代行手数料は378円だし、ペイメントでも350円+28円の合計378円で同じなんです。

だから、ここではシミュレーターとの誤差は生じないわけです。

ソースはどこ?

今回このトピックを書くにあたり、消費税がかかることは知っていたけど、ソースってどこなんだろう?

たしかメールが昔来てたような気もするけど、もうどこにあるか分からないし・・・

と思い調べてみるとありました。


ちっちゃ!

めっちゃ小さい文字できちんと書いてあります。

書きぬくと、

当ページに記載の金額は税抜価格です。月額登録料、販売手数料、カテゴリー成約料、基本成約料、その他返金手数料・大量販売手数料などの、Amazon出品サービスに関してAmazonが請求するサービス料について、出品者様へ別途消費税をご請求させていただきます。

だそうです。

これは2015年から消費税がかかり出して、税金掛かってるなぁと思っていたのですが、ソースはこんなところにありました。

恐らく、Amazonを最近やりだした人はこの税って何なんだろうと思ったことでしょう。

昨日はFBA手数料のシミュレータと各種ツールの誤差についてお話しました。

そして、さらにシミュレータはペイメントとの間でも販売手数料に消費税がかかる点でズレているというお話でした。

Senshowさん、大事な点をご指摘していただき、ありがとうございました!

それでは!

追記 出品手数料が外税でFBA手数料が内税の理由と沿革

追記です。

なぜ出品手数料が外税、つまり料金にさらに税金がかかるタイプで、一方FBA手数料は税込み価格の内税なのか?

気になったので調べてみました。

すると、そもそもAmazonの本店所在地はアメリカで日本に税金を払う必要はなかったので払っていなかったらそれが問題になって2015年税制が改革され外国企業も税金を払わなければならなくなった。
(※2015年以前も課税資産の譲渡等つまり物品の国内販売については消費税を納税する義務はあり払っていた。一方サービスについては義務はなかったのでセラーからの手数料に対する消費税は払わなかったというのが正確な説明かもしれません。)

だからそれまでの手数料システムにさらに消費税がかかるようになった。

一方でFBAの方はアマゾンジャパン・ロジスティクス株式会社が行っていた。この会社はもともと本社が千葉県市川市塩浜にあったため日本に納税する必要があったことからそもそも内税としての料金を取っていた。
だから、さらに消費税を課税する必要はない。

という理由らしい。

現在ではアマゾンジャパンロジスティクス株式会社はアマゾンジャパンと合併し、かつ合同会社となっているようです。

どうせ課税されるんなら一緒でいいやってことなんでしょうかね。

間違っていたらごめんなさい。

それでは!

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