
実用書文庫を扱おう
実用書文庫というのは、日本人文学や時代小説、外国人文学の以外の棚に固めて置いてある文庫です。
ここは一見するとセットを組めそうな文庫が見当たらないので、仕入れ対象として狙う人が少ない印象があります。
確かに、時代小説に比べるとセットの数は少ないですが中には定番のセットもあるのでそれだけを扱うのも良いかなと思います。
こちら動画の方でも説明しています。
実用文庫の棚の特徴
この棚は、講談社文庫や小学館文庫など出版社別に並んでいることが多いです。
日本人文学や時代小説が作者名の順番で並んでいるのと大きく違う点です。
ですので、同じ作者の作品が違う出版社で出されているとバラバラに棚に入っていることになります。
また、有名な作者の場合は日本人文学の方に入っていたりと統一性はあまりありません。
逆に言うと、日本人文学のところにはなかったけど、実用文庫の棚にはあったなんてこともあるので、あきらめずに実用までしっかりと見ることが大事です。
まぁ御託ばかりならべていても面白くないので、具体例を挙げていきたいと思います。実際に仕入れてみて実用文庫の棚に慣れていってください。
実用文庫セットの商品紹介
逆説の日本史
逆説の日本史
作者 井沢元彦
この作品はAmazonのタイトルが、「井沢元彦 逆説の日本史 文庫セット 各種」となっています。
2019年10月現在Amazonで販売されているのは24巻までと別巻が5巻までになります。
しかし、カタログに何巻までという記載がないので、何巻まででも大丈夫なセットであることがありがたいのです。
最後のまで集めるとなると相当苦労しますし、仕入れ値が跳ね上がります。
しかし、10巻程度なら比較的集めやすいので、大体10冊前後そろったところで出品することが多いです。
値段は大体3倍。
つまり10巻なら3000円くらいでの販売が相場です。
24巻までというコンプリートセットを組んだ時はかなりレアになると思いますので4倍でも良いのかなと思います。
機動力を考えれば10冊前後でポンポン出していけばいいかなというのが率直な思います。
また、この逆説の日本史には旧装版があります。
今のカバーのオレンジよりも赤っぽい感じです。
こちらを混ぜて、「新旧混在」と記載して出品しても大丈夫です。
新旧混在まで含めると相当集めるのは楽になります。
まず実用文庫を扱うとなったらこの逆説の日本史を扱ってみてください。